目次ワンストップヘアクリニック大阪院院長 河合 駿当院の記事を見ている方は、ご自身の薄毛を気にされている方が多いのではないでしょうか。「薄毛が気になり始めたけれど、どこに相談すればいいかわからない」「治療ってどれくらい効果があるの?」といったお悩みを抱えている方が、日々たくさんいらっしゃいます。自分では中々気付かず、奥さまや友人に指摘されて初めて気になりだしたというケースも多いです。一旦気になり出すと、どんどん気になってしまいます。薄毛は進行性で、年々気になっていきます。薄毛が目立つと老けて見え、自信を無くしてしまう原因になります。そこで本ページでは、薄毛の種類とその治療法について詳しく解説していきます。薄毛の原因を知ることが、改善の第一歩です薄毛と言っても、原因や症状は人によって異なります。たとえば、以下のような種類があります。男性型脱毛症(AGA)主に男性ホルモン(ジヒドロテストステロン/DHT)が原因で、前頭部や頭頂部から薄毛が進行します。日本人男性の3人に1人が発症し、若年で発症するほど進行が速いと言われています。女性型脱毛症(FAGA)女性に特有の薄毛で、頭頂部の髪が全体的に薄くなるのが特徴です。女性ホルモンのバランスの変化やストレスでヘアサイクルが乱れることが主な原因です。円形脱毛症突然、丸い形の脱毛部分ができる症状で、一部のリンパ球が自身の毛包を壊そうとする自己免疫疾患です。産後脱毛症妊娠中の女性ホルモン増加により髪が一時的に成長期にとどまり、出産後に一気に抜けることが原因です。栄養不足や睡眠不足など、育児中のライフスタイルが影響します。出産後3~6カ月頃から始まり、1年ほどで自然回復する場合が多いです。老人性脱毛症(加齢による脱毛)毛根の老化や血流の低下による栄養不足、加齢によるホルモンバランスの変化が原因です。全体的に髪が細くなり、コシがなくなり、毛量が減少するのが特徴です。脂漏性脱毛症頭皮の皮脂が過剰に分泌されて起こる脱毛症です。頭皮が炎症を起こし、毛根がダメージを受けて脱毛に至ります。頭皮がべたつく、フケが多い、頭皮が赤くかゆいといった特徴があります。偏った食生活、睡眠不足、肌によくない洗髪方法などが原因です。栄養不足による脱毛タンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンB群の不足による毛根の栄養不足。過度なダイエットや偏った食事が原因になります。髪全体が細くなり、脱毛が進行します。特に栄養不足が続くと回復が難しくなる場合があります。脱毛の種類に応じて、適切な治療法も異なってきます。間違った対策をしてしまうと、薄毛が余計に進行してしまいます。ですので、きちんと薄毛の原因を診断する必要があります。さらに、ほとんどの薄毛が進行性のため、放置していても良くはなりません。薄毛を治療するなら、早ければ早いほど良いです。薄毛の治療法薄毛治療にはさまざまな方法がありますが、どの治療法が適しているかは患者様の症状や希望によって異なります。ここでは主にAGA/FAGAの治療をご説明いたします。その①.内服薬治療―AGA治療の基本症例画像:ミノキシジル+フィナステリド服用6ヶ月目|【副作用・リスク】動悸、血圧低下、むくみ、頭痛、めまい、性欲減退など※個人差ありAGA治療の中心となるのが、フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)などの内服薬です。女性の場合、他にスピロノラクトンやビタミン・ミネラル製剤も併用する場合があります。フィナステリド/デュタステリド脱毛の原因となる男性ホルモン(DHT)を抑え、抜け毛を減らす守りのお薬です。デュタステリドの方が作用が強い分、副作用の確率が高くなります。また、女性は胎児の性機能の発達に悪影響があるため使用できません。ミノキシジル頭皮の毛細血管を拡張し、血流をよくすることで毛根に栄養を供給し発毛させる攻めのお薬です。妊活・妊娠・授乳中を除き女性でも使用が可能です。頭皮以外の毛も濃くなる多毛症の副作用が15%~20%で見られます。薬治療のメリットは4ヵ月~1年続けることで高い確率で発毛効果を得られることです。デメリットは完全にやめてしまうとまた進行してしまうため、基本的には飲み続けなければならないことです。ただし、十分な発毛効果を得た後は用量を減らしても毛量を維持することができるので、何歳まで生やしたいか、どれくらい生やしたいかに応じて調整していきます。よく性欲減退・勃起不全の副作用が紹介されますが、フィナステリドの場合、確率はどちらも1%前後です。加齢性や心因性による影響も考えられるため、フィナステリド自体に特徴的かつ重大な副作用はありません。最近では安価で入手するため、AGA治療薬のオンライン通販や個人輸入で購入される方もいます。海外輸入薬のフィナステリドやミノキシジルはメーカーも製造過程も不明で、粗悪な医薬品が多く紛れ込んでいます。薬効成分が入っていないものや、逆に過剰に入っていると副作用が強く出てしまいます。〇〇クリニックオリジナルの〜と謳っているものはほぼ海外輸入薬です。偽造薬の副作用で甚大な健康被害を受けた報告も数多く存在するので、このようなメーカー不明の海外輸入薬は飲まない方がよいでしょう。内服薬は毎日身体に入れるものなので、信頼できる医師の処方のもと、安心・安全なメーカーのものを使用することをお勧めします。その②.外用薬治療―髪の成長を促すミノキシジルを含む外用薬は、血行を改善し、毛根に栄養を届けることで発毛を促進します。内服と併用で効果抜群です。メリットは男女問わず使用でき、副作用がほとんど無いことです。デメリットはアルコールに溶けているため、アルコールで皮膚がかぶれる方は避けた方が良いです。また、外用単独でも維持は可能ですが、発毛に関しては内服薬ほどの効果は出しにくいです。その③.注射療法―毛根を直接活性化するミノキシジル注射頭皮に直接注入することで、外用薬よりも高濃度のミノキシジルを毛根に届けることができます。月に1~2回の施術を数カ月続けることで、毛髪のボリュームアップや薄毛の改善が期待できます。痛みが心配かと思いますが、とても細い針を使うので大抵我慢できる範囲です。幹細胞培養上清液注射髪の成長を助ける成長因子やサイトカインが豊富に含まれており、この成分を頭皮に直接注入することで、毛根細胞を活性化し、発毛を促進します。こちらも副作用はほとんどありません。注射治療のメリットは内服薬で効きにくい前頭部(M字)に効果を出しやすいこと、局所なので全身の副作用が一切無いことです。デメリットは費用がやや高価なことと、注射単独では長期間の内服治療ほどフサフサにするのは難しいことです。その④.植毛―根本的に改善薄毛が進行し、毛根が完全に無くなってしまった部位にも生やすことができます。後頭部の十分生えている部分から毛根単位で採取して、薄くなった部分に移植します。メリットは一度定着すればその部位は治療せずとも生え続けるので、理想の治療と言えます。デメリットは採取できる毛量には限界があることと、植毛部以外の薄毛は何もしないと進行してしまうこと、手術なので高価なことです。トルコなど、海外に植毛に行く方もおられますが、技術的には日本と大差なく、日本人の髪質に合ったやり方で受けられ、アフターフォローもある日本で行うのがおすすめです。その⑤.医療アートメイク―すぐに改善皮膚の浅い部分に医療用の安全な色素を入れて薄毛を目立たなくする治療です。部位によって線のように入れたり、点で入れたりします。実際に毛が生えるわけではありませんが、熟練の施術者が行えば、近くで見ても分からないくらい自然な仕上がりになります。ばれることも殆どありません。色素は毛根の深さまで入れないので、内服治療など他の治療と併用しても生えにくくなることはありません。すぐに薄毛を目立たなくできるのがメリットで、M字の食い込みだけに入れるといった部分的な処置も可能です。デメリットは施術者による技術のばらつきがあることと、2、3年かけて徐々に薄くなるので再施術が必要になることです。あまり聞くことは少ないかもしれませんが、信頼できるクリニック/施術者のもとで行えば良い治療だと思います。まとめ薄毛には様々な治療法があり、どれも一長一短です。何を優先するかで、治療の選択は変わってくるかと思います。また、薄毛は進行性の症状が多いため、治療は早ければ早いほど効果が出しやすいです。毛根が消失してからでは治療法が限られてしまいます。「もしかしたら」と思ったら、まずは一度、無料カウンセリングにお越しください。当院では、患者様一人ひとりの悩みに寄り添い、最適な治療法を提案することをお約束します。お問い合わせ・アクセス情報薄毛治療は一歩を踏み出す勇気が大切です。私たちと一緒に本来の自分を取り戻しましょう。診療時間:10:00~19:00(土日祝も対応可能)住所:大阪市北区堂山町18-2若杉東梅田ビル801予約:https://osh-clinic.jp患者様の「笑顔」と「自信」を取り戻すお手伝いを、全力でサポートいたします。ワンストップヘアクリニック大阪院河合 駿